断酒的な、備忘録

日々の事をつれづれに。アルコールの病気です。

正々堂々と

私は、人との付き合いが下手である。
心から、打ち解けられない。
だから、お酒の力を借りて
生き延びてきたのかもしれない。
ここ6年あたりは、一年やめました、
半年やめました、数週間やめました、と
そんな事の繰り返し、情けなし;^_^A

3年勤めた独立行政法人では、
飲み会も多く、かつ、優秀で、色々な
経験をされている方も多く、自分が体験
しえない話を聴くのが好きだった。
最初は、素面で愉しく出ていた飲み会も
自分を、面白いおかしく、身の丈以上に
しようと、つい、お酒に手を伸ばして
、一年断酒が、あっけなく終了した。

本当は、身の丈以上になるためには、
素面で、不断の努力をしなければ、
何も意味がない事を、現実逃避という
インスタントな方法が、酒。
手っ取り早く 全てを、リセット出来た
様な感覚にさせる、麻薬だ。

私の元主治医は、本当に名医で
君達の病気は、普通の人が8割 愚痴やストレス
を、言葉で伝えられるのに、1割の本音も
履けずに、自傷行為する、ええカッコしい
病だ。という。

私だって、まだ、論文かけてね〜な、とか
あいつは、俺の事嫌ってるから、こういう
距離感でいこう、とか、面倒くせ〜なとか
愚痴を言える人、家族を見つけて
バンバンはく、と、言っていた。

私は、なかなか相手を信用せずに
愚痴をはかないし、吐くことで、
足を引っ張られたり、悲しい思いをしたが
そこに注ぐお酒で、さらなる足を
人生全体が、ひっぱられてしまった。

他人を酔って、言葉攻撃したり、自分を
自虐する 酒の力を借りないと生きて
いけない潔くない人間は、本当にみっともない!
自戒である。

10年やめた時は、潔ぎ良かった気がする。
これからは、1人で生きていかないと
いけないな! 飲み友達も、異性も切り捨て
過去の自分も、切り捨てて、えい!やぁ!
と、新しい自分に、断酒とともに
旅だっていった。勿論、辛い事、寂しい事
沢山あったが、何故か、酒には手を
出さなかった。

誰も、飲みたくて飲んでいる人達が
断酒blogなど書かないし、苦しんで、もがいて
苦しんで、断酒の道を、模索しているのである。


飲みたい!飲みたい!の、叫びは
本当は、飲みたくない!苦しめないでくれ!
の、叫び、なのかもしれない。