断酒的な、備忘録

日々の事をつれづれに。アルコールの病気です。

ハウスレス

昨日は、帰宅が夜の1時を回っていた。

新年の炊き出しに参加を。

身寄りのない人 、ホームレスの人と呼ばれる

人達への食事の振る舞いと、お弁当を届ける

ボランティアへ。


暖冬と言えども、夜になると凍てつく寒さ

寒さ故に、新年とは裏腹に繁華街も人少なく

家路を急ぐ人が忙しなく通りすぎる。


暖かい物をと、豚汁や炊きたてのご飯を

詰めて手渡す。食べもの、香水、アルコール

色々な匂いが混じり合い、お互いに言葉を

交わし合う。「風邪ひいてない?」

「最近、調子はどう?」


公共施設の守衛室近くに布団を敷いて

寝られている方に、お弁当を届けに。

薄っすら灯りが灯るガラスの扉に、拠り所

にするように、ぴったりと布団が人

恋しそうに並べてあった。

その方は、仲間が万引きで捕まった事を

俺はたしなめたんだけどさぁと、我慢しろよ

といったんだよ、と、人との会話を

楽しそうに交わしていた、楽しみを噛み締め

るように。枕元に、350㎖のビールが

そっと置いてある、半分ほどのビールを

残したままに。


支援者の方に尋ねた。

「どうして、施設入所という道を拒絶してまで

彼処にとどまるのでしょう?」と。


一言を発した

「病気です、麻痺してるんですよ、彼らは。

だから、どうしようもなくても、大丈夫と言う。

大丈夫と言い聞かせる。自分の置かれていた

環境を脱するのが、怖いと」


「 病気です、麻痺してるんですよ…」


 また、炊き出しに参加しようと思う。

私だって、ホームレスではなくて、ハウスレス

だった、1人孤独に、連続飲酒で、心の

そこから泣いていた、暖かい家族の中に

いてさえも。



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今日は、シュウマイを手作りしてみました。

鳥ひき肉と、お正月半額値段の海老でさ。

膵炎さんにも、メタボ家族にも内臓に

優しいです。


皆さんも、きっと断酒してるはず。

私も、今日も断酒を選びました。


感謝です。